ブラックアンドデッカーFlexi

普段愛用しているハンディ掃除機、Black&Deckerのフレキシーシリーズのバッテリー交換をしていきます。
フレキシーシリーズは第一世代と第二世代、計3台をバッテリーの交換をしながら使ってきましたが、この度メインで使っていた3台目も遂にバッテリーが寿命を迎えてしまいました。

makita VC750DZ 集塵機

実は既にマキタの集塵機VC750DZを掃除機兼用として購入しているんですが、アリエクで第1世代の安い交換用バッテリーを見つけたのでバッテリーを交換して再利用する事にしました。

BLACK & DECKER Flexi

ついでに3台目の第2世代も再利用できないかと分解してみたんですが、第2世代モデルはバッテリーが交換できないことが判明しました。道理で第2世代の交換バッテリーを検索してもヒットしないわけです。後ほど本体の分解時にその理由をお見せします。

ブラックアンドデッカー フレキシー 純正交換バッテリーパック

どうやらアタッチメント式にバッテリーを交換できるように改良されたのは、第3世代だったようです。

ブラックアンドデッカー フレキシー用 交換バッテリー

早速アリエクで第1世代、第2世代用の交換用バッテリーを注文しました。注文した品は1週間から10日程で届きました。
第1世代用のバッテリーはニカドで、第2世代用のバッテリーはリチウムになっています。ニカドバッテリーとリチウムバッテリーではこんなに違うんですね。重量もサイズもかなり違っていてリチウムバッテリーの凄さが分かります。

第一世代Flexi

第一世代のバッテリーパック固定ネジ4本

では、バッテリーの交換作業を開始します。
まずは第1世代モデルのバッテリーから交換します。バッテリーパックは底のネジ4本で本体に固定されています。この4本のネジを外してバッテリーパック部分を外します。

コネクターを切り離す

バッテリーパックと本体はコネクターで繋がっているのでコネクターを外しバッテリーパックと本体を切り離します。

バッテリーパックのカバーを開ける

バッテリーパック底のネジ4本を外し、バッテリーパックのカバーを外します。

バッテリーを外す

接続端子を外してバッテリーを取り外します。

第一世代フレキシー純正バッテリー
第一世代互換バッテリー

バッテリーが取り外せたので新旧のバッテリーを比較してみましょう。
ここで初めて違いに気付いたんですが、コードの接続の仕方が違うんですよね。取り外したバッテリーは3本のコードを繋ぐのに対して、交換用のバッテリーは2本しか繋ぐ所が無く、一箇所は既にコードが繋がっています。しかも電極端子の形状が違っています。取り外したバッテリーはコードを差し込む為の端子になっているのに、交換用のバッテリーの端子は薄いスチールテープが溶接されているだけでした。処理も雑ですね。
商品の説明にはフレキシー用交換バッテリーと書いてあったのにこのままでは使えません。仕方ないので使えるように細工します。

マルチテスターでプラス極マイナス極を調べる

取り外したバッテリーを見てみると直列になるよう配線されていました。
マルチテスターで交換用のバッテリーが直列に繋がれているか確認します。テスト棒をバッテリーに当ててマルチテスターの数値を確認します。数値がプラスで表示されたので赤いテスト棒側がプラス極、黒いテスト棒側がマイナス極とわかりました。もう片方も確認した結果、直列に繋がれているようです。

純正バッテリーから接続端子を外す

既に配線されている所はこのまま使うとして、端子の形状が違う問題をどうするか迷いましたが、端子を移植することにしました。半ば強引にですが、バッテリーを傷つけないように、かつ、できるだけ綺麗な状態で端子を取り外しました。

互換バッテリーのスチールテープを剥がす

交換用バッテリーのスチールテープも取り除き、跡をヤスリで整えます。

接続端子を半田付けする

端子は半田付けします。半田付けは普段やらないので外れなければOKくらいでご容赦ください。バッテリーに半田付けする際、バッテリーも結構な熱さになるので、おっかなびっくりやってます。何とか外れない程度に付けることができました。

絶縁テープを巻いて接続端子に接続

念の為絶縁テープを巻いておきました。
コードを端子に接続して元に戻していきます。

配線してカバーを閉じる

ネジ穴を避けながら配線してカバーを取り付けます。
カバーの外側4本のネジを締めてカバーを閉じます。

コネクターを繋ぐ

バッテリーと本体を繋ぐコネクターは爪がある方を下にして収めます。

ネジを締めて本体に固定する

本体にバッテリーパックがうまくはまったら残りのネジ4本を締めます。

動作確認

動作確認した結果、無事に動きました。作業完了です。

第二世代のFlexi

カバーの固定ネジ2本を外す

続いて第2世代モデルのバッテリーも交換します。
バッテリーパック側面のネジ2本を外します。

爪を押しながらカバーを開ける

爪を押さえながらカバーを外します。

バッテリーユニットを取り出す

バッテリーユニットが出てきましたが、基板とセルケースは半田で、バッテリーはスチールテープで溶接されています。これが専用の交換バッテリーが売っていない原因ですね。

溶接部分をドリルで揉む

今回もできるだけ元の端子を利用してバッテリーを交換していきます。絶縁テープを剥がし、端子の溶接部分をドリルで揉んで外し安くしてから端子を剥がします。バッテリーを傷つけないように慎重に揉みます。バッテリーによる事故も多いので緊張しますね。

基板のネジを外す

バッテリーの溶接部分が全て外せたら基板を固定しているネジを外します。ネジは星型でした。

古いバッテリーを抜き取る

プラス極マイナス極の方向を確認してケースからバッテリーを抜き取ります。

変形した端子の形を整える

変形してしまった端子を整えます。

新しいバッテリーを挿入する

プラス極マイナス極の方向を確認しながら新しいバッテリーをケースに差し込みます。

ネジで基板を固定する

ネジで基板を固定します。

バッテリーに端子を半田付けする

端子をバッテリーに半田付けします。我ながら酷い半田跡で苦笑いです。精進します。

LEDの位置に注意
バッテリーユニットをケースに収める

半田が外れないか確認してバッテリーユニットを元に戻します。このときLEDが透明のプラスチック部品のところに来るようにします。

ネジを締めてカバーを固定する

配線をカバー内に押し込んでカバーを閉じ、ネジを2箇所締めてカバーを固定します。

動作確認して作業完了

動作確認して無事、動くことを確認。作業完了です。
オリジナルと端子や配線に違いがあったり溶接された端子を剥がして半田付けなど想定と違った場面もあり少し手間取りましたが、2台とも無事に復活できました。

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