PowerShot G1 X Mark Ⅱ【Canon】
Canon PowerShot G1 X Mark Ⅱ オプション装着

PowerShot G1 X Mark Ⅱ【Canon】

普段使いしているコンパクトデジカメのバッテリーがとうとう寿命を迎えてしまい、替えのバッテリーを探したのですが純正は7,000円とお高い。かなり古いコンデジなので、本体よりバッテリーの方が高くなってしまいます。そこで安価な社外品を購入してみたのですが一度満充電してテストしてみた結果、バッテリー中央部分が少し盛り上がってしまいました。デジカメに表示される充電量も心なしか減りが早いような・・・。しかし、もう一つ別のメーカーのバッテリーや純正のバッテリーを買い直すというのは・・・。そこでコンデジを新たに購入しようと家電量販店に行って価格調査。ゲッ!?コンデジってこんなに高いんだ・・・。コンデジにこんなお金は出せません。しかし普段使いのコンデジは必要。早速家に帰ってオークションで色々物色しました。

Canon PowerShot G1 X Mark Ⅱ
Canon PowerShot G1 X Mark Ⅱ

2~3日オークションを眺めて入札する機種の候補を絞りました。ミラーレスも凄く気になりましたが、すでにデジイチを所有しており今回重視して探しているのは気軽に撮れるコンデジということで苦渋の思いで候補から外しました。色々と目映りしましたが、最終的にはSONYのCyber-shot DSC-RX100M3、Canon PowerShot GシリーズG10~G16に候補を絞りました。Canon PowerShot Gシリーズはマニア向けの操作性がとても魅力的。ですが、デザインとサイズが好みと外れてしまいます。サイズと手軽さならCyber-shot DSC-RX100M3に軍配が上がります。どちらも値が下がってきているとはいえ価格的にはまだまだお高い。じっくり探すと決めて数日オークションを眺めていると一台のコンデジが目に留まりました。PowerShot G1 X Mark Ⅱです。価格的には予算を大幅にオーバーしますが、コンデジながら男っぽいデザインにマニア向けの機能などとても気になってしまいました。

PowerShot G1 X Mark Ⅱを候補に追加して更に数日オークションを眺め、いよいよ気になる商品たちにお気に入りを付けオークションの行方を観察。その中にPowerShot G1 X Mark Ⅱの出品が1台あり、ダメもとで入札すること2回、なんと落札してしまいました。とても安く落札できたので、ジャンクでは?訳アリかなぁ・・・と隅々まで落札ページを読み直しましたが正常品のようです。半信半疑で商品の到着を待ち、実際に商品が届いて早速テスト。機能も正常に動き、ボディも奇麗で傷も無し。オプションのフードも付いていて、とてもラッキーな買い物をしました。家電量販店で見てはいましたが、実際に手に取るとコンデジと言えるのか分からないくらいズッシリと重く、大きなボディに大きなレンズ。ただならぬ本格派なオーラがビンビンに出ています。

フィルターアダプター FA-DC58E
フィルターアダプター FA-DC58E

早速試し撮りをしてみたいところですが、せっかく奇麗な個体を手に入れたので、定番のアイテムを購入しました。レンズにフィルターを装着するためのフィルターアダプター。とりあえずレンズ保護フィルターは絶対に装着したいので購入しました。PowerShot G1 X Mark Ⅱにはレンズバリアが付いていますが、レンズバリア付きのコンデジをバッグにしまったときにレンズバリアでレンズに傷を入れてしまった事があり、レンズバリアをあまり信用していないためレンズ保護フィルターが装着できるのならマストで欲しいアイテムでした。取り扱っているお店も少なく、オンラインで購入しました。何とも頼りないプラスチック製のアダプターです。Canonのロゴが良い感じですが、これが2,500円とは・・・。

フィルターアダプター装着 斜め前
フィルターアダプター装着 斜め前

装着してみると当たり前ですが、ただでさえ存在感のあるレンズが更に長くなってしまいます。でもまあ許容範囲でしょうか。ちなみに、このフィルターアダプターを装着するとレンズフードは装着できなくなります。レンズフードを装着する際は、フィルターアダプターを一旦取り外さなくてはいけなくなります。そして悪いことに一旦装着したフィルターアダプターはとても外しにくい。どうしてこんな設計にしたのか疑問ですね。初めからフードもフィルターも取り付けられる形状にして欲しかった。

Kenko マルチコートプロテクターNEO
Kenko マルチコートプロテクターNEO

次にレンズ保護フィルター。今回も私の定番、Kenko製のマルチコートプロテクターNEO。特にこだわりもないのですがレンズ保護フィルターはいつもKenko製を買っています。

装着してみるとマットブラックのボディが渋く、なかなか格好いいですね。レンズ周りにロゴなどのフォントがいっぱいになるのは好きじゃないのですが致し方なしですね。レンズもいよいよ目立ってくる長さになりました。最新のPowerShot G3 X 程ではないですが、持ち歩き用コンデジとしては限界の長さですね。でもまぁ、レンズを傷つける心配がなくなったので良しとしましょう。

Canon純正 カスタムグリップ GR-DC1A
Canon純正 カスタムグリップ GR-DC1A

フィルターアダプター、レンズ保護フィルターと並んでマストアイテムとなっているGR-DC1Aカスタムグリップと液晶保護ガラスを購入しました。カスタムグリップは各方面のレビューやブログなどでマストアイテムとして評価が高く、実際PowerShot G1X MarkⅡを持ってみると標準のグリップはかなり重いPowerShot G1X MarkⅡの重量に対して出っ張り部分が浅く貧弱で力が入りにくいため落としてしまいそうで不安になります。

カスタムグリップは標準グリップに比べ指のかかる部分が丸く盛り上がっています。形状も少しレンズ方向へ潜り込む形になっていて半分はシボ入り、半分はシボ無しと凝ったデザインになっています。まぁ、これが良いデザインなのかどうかは置いておくとして少しでも落下の不安が解消されるなら良しとしましょう。
カスタムグリップの箱の中には商品のグリップとグリップを留めるためのネジ2個、ネジを締めるための六角レンチ1本が入っています。

グリップ取り外し
グリップ取り外し

グリップを固定しているネジはボディ側面にあります。ネジ山をナメない様に付属の六角レンチでネジを2個外し、標準グリップを取り外します。カスタムグリップの爪の部分をカメラ本体の穴に合わせレンズ方向へスライドさせて位置を固定。標準グリップを固定していたネジ2本を使い、カスタムグリップを固定して完了。カスタムグリップに付属してあったネジは予備に取っておきます。

横から見るとグリップ部分が立体的になり高級感アップ、格好いいかも。

上から見るとグリップの出っ張った部分の違いがハッキリ分かりますね。ほんの少しの違いですが、私が持った感じでは指のかかりは良くなりました。撮影時でも標準グリップに比べ安定感も増した気がします。でも、やはりカスタムグリップでもPowerShot G1X MarkⅡの重量に対してこのグリップは小さいかな。落下の不安は完全には払拭できませんでした。また、各方面のレビューやブログを見ると、指の大きな、または太い方ではカスタムグリップの恩恵をあまり感じられない様です。

HAKUBA 液晶保護ガラスULTIMA
HAKUBA 液晶保護ガラスULTIMA

最後のマストアイテム、液晶の保護シートです。いつも使っているのは保護シートや保護フィルムといった商品名のものでしたが、今回購入した商品は保護ガラス。そう、ガラスなんですね。特にこだわって選んだものではなかったので商品名を改めて見たときに「ガラス!?まぁそれくらい強いって事なのね」と少し侮っていました。ですが、商品を取り出した時に明らかにフィルムではない事に気づき商品の詳細を読み直してみました。素材にもしっかりガラスと表記されています。0.20mmの強化ガラスということです。ここから一気に取り扱いが慎重になりました(^_^;)

初めに保護ガラスの大きさと貼る位置をしっかり確認します。次に液晶の汚れや埃を付属のクリーナーなどで除去し、保護ガラスを折ったり、力を入れ過ぎないように慎重に裏面のシートを剥がします。最後に狙った位置に合わせて保護シールの端からゆっくりと液晶に乗せます。後は保護ガラスが自分でバブルを押し出しながら端からゆっくりと貼り付いていきます。

この商品、思った以上に簡単に奇麗に貼れてビックリです。フィルムとは違い、汚れも落ちやすく見た目も奇麗。もちろん液晶の見え方もクリアでオマケに強い。保護フィルムや保護シートより断然お勧めです。

Canon リストストラップ WS-20
Canon リストストラップ WS-20

PowerShot G1X MarkⅡに付属されているストラップはネックストラップでした。重量を考えると仕方ないかもしれませんが、デジイチを使う時はネックストラップで首に掛けて移動するのでPowerShot G1X MarkⅡまで首に掛けて移動したくないなぁと思いました。コンデジはリストストラップでカバンやポケットから気軽に出して撮影したりできる方が使用目的とも合致するのでリストストラップを色々探してみました。ところがこれがなかなか見つかりませんでした。PowerShot G1X MarkⅡの重量を考えると携帯ストラップのような細い紐のストラップは不安です。そこでネックストラップのような太めの紐を使ったストラップを探しましたが値段やデザイン面で妥協できるものが見つかりませんでした。

Canon リストストラップ WS-20 装着
Canon リストストラップ WS-20 装着

PowerShot G1X MarkⅡを使っている方のブログなどでビデオカメラ用のリストストラップを使っているという記事を数件拝見し、私もこれにを使うことにしました。ですが取扱店も少なく、数もそれ程残っていない商品のようです。何とか見つけて購入しました。ストラップの紐は太くPowerShot G1X MarkⅡの重量でも安心感があります。リストの紐は幅広で頑丈そうで手首に掛けていても疲れず持ち歩けそうです。ロゴはプリントで少しグレーがかっています。できれは刺繍が高級感あってよかったと思います。唯一残念なのは小柄な方や女性が使用するにはストラップの長さが少し長すぎる事です。あと1~2cmでも短くできれば安心感もかなり増して良かったのにと感じます。

Canon PowerShot G1 X Mark Ⅱ オプション装着
Canon PowerShot G1 X Mark Ⅱ オプション装着

最後に家にあったレンズカバーを付けてみました。少し古いタイプのレンズカバーを敢えてチョイス。新しいデザインのレンズカバーも持っていますが、このシンプルなデザインのレンズカバーがPowerShot G1X MarkⅡの武骨でシンプルなデザインにマッチすると思います。なかなか気に入っています(*´ω`*)

所有する喜びが大きな PowerShot G1 X Mark Ⅱ ですが、ボディも大きくコンデジとしてはかなりの重量級。長年愛用している一般的なコンデジと比較するとその大きさが分かると思います。古いLUMIX DMC-TZ3はコンデジの中では比較的大きなボディなんですが、PowerShot G1 X Mark Ⅱ の方が圧倒的にデカいです。特にレンズの大きさはもはやコンデジとは思えないくらいデカい。

この大きなレンズはズームした時に更に存在感が増して半端ない。凄い迫力です。

モニターはチルト式。ローアングル撮影に対応できます。また、モニターを前方に向けることもでき、自撮りにも対応しています。

スペックも操作、設定もマニアを唸らせる PowerShot G1 X Mark Ⅱ ですが、コンデジらしい面もあります。ダイヤルで簡単にこだわりの写真が撮れる設定が初めから搭載されています。種類も豊富で加工なしですぐにインスタグラムにアップできる写真が簡単に撮れます。ビギナーからマニアまで楽しめるコンデジです。

少し使ってみた感想

流石に重いです。一般的なコンデジのように片手で素早くとはいかないかな。ボディも大きいのでカメラケースも汎用品では入りません。専用ケースなら間違いないでしょうが、結構なお値段するようなので私は買っていません。いろいろ探しましたが結局、小型のカメラバッグに入れて持ち運んでいます。
撮影では多方面でレビューされている通り接写のときにピントが背景にあってしまい撮影できないことが多い。距離を変えたりズームしてみたり工夫して撮影しますが、どうしてもピントが来ないときは仕方ないのでマニュアルでピント合わせしています。
動画撮影ではカード容量限界まで連続撮影することができません。これは地味に不便です。
モニターはチルトよりバリアングルの方が使い勝手はやっぱり上ですよね。
まだ使いこなせていないので細かな設定など不明な点がいろいろです。
多機能なので勉強して使いこなさないと勿体ないですね。

PowerShot G1 X Mark Ⅱ

●1.5型大型CMOSセンサー
APS-Cサイズにせまる、キヤノン独自開発・自社生産1.5型CMOSセンサーを搭載。

●新開発、大口径F2.0-F3.9レンズ
G1 X Mark Ⅱ専用に開発された新開発UAレンズを含む3枚の非球面レンズにより、収差を高度に補正、高画質を実現。

●ワイド端5cm~テレ端40cmのマクロ撮影
被写体の細部を繊細に描ける最短撮影距離5cmを実現。テレ端の最短撮影距離は40cm。

●31点AF枠
測距範囲が拡大、画面端の被写体へのピント合わせが容易に。さらに、AFの高速化を達成。

【価格】88,000円

公式ホームページ:Canon

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