
2021年6月に購入したamonのエアゲージプレミアムグレードなんですが、車検前に空気圧の点検をしたところ、針が計測時の数値を保持できず針が下がってきました。
スポーツ走行などはしないので、使用頻度はそれ程なく、約4年半で20回程使用したと思います。
修理できないかと公式ホームページを覗いてみましたが、修理や校正は行っていないようです。しかも既に生産終了となっていました。一般的なエアゲージとしては少々お高い物なので、出来れば修理したかったんですが残念。
色々ネットで調べましたがamonのエアゲージプレミアムグレードの修理に関する情報が見つけられませんでした。ブルドン管式の情報ばかりで、ダイヤフラム式に関しての情報は少ないですね。

エアゲージはネットの情報ではパッキンの交換やグリスの塗布、バネを伸ばすなどの方法で直る事があるということで分解しようとしたんですが無理でした。エアバルブに押し付ける側は一体成型かってくらいびくともしませんでした。


ゲージ側はボンドなのか固まった樹脂が塗布されています。このエアゲージ、メンテナンスやリペアを全く想定していない作りになっています。部品交換などの簡単なメンテナンスで直るという希望は打ち砕かれました。

仕方がないので水に浸けて空気漏れの場所を特定する事にします。
空気を注入してホース部分と空気注入口を水に浸けます。空気注入口からホースにかけては問題ないようです。

壊れるのを覚悟で計器部分も完全に水に沈めて空気漏れ場所を特定することにしました。
分解してケースからダイヤフラムを出してみます。ゴムカバーを外します。

前面のカバーを外します。

ネジ2本を外して針を押さえている金具を外します。

ダイヤフラムの機構を壊さないよう慎重に目盛り板の穴から針を抜きます。

ダイヤフラムを固定しているネジ2本を外して、ジョイント部分を固定しているネジ1本を外します。

ダイヤフラムをケースから外すことができました。
作業はしにくいですが、ジョイント部分がガッチリ接着されているので分解はここまでにしておきます。

ここで少しダイヤフラムの機構について簡単に説明いたします。
ダイヤフラムの機構はこんな感じで、思っていたよりずっと簡単な作りです。

空気を注入すると同心円状に波打った金属板が膨らみ、軸を押し上げます。
軸には針とゼンマイが付いていて、押し上げられた分だけ針が回転する仕組みです。
空気を抜くとゼンマイの力で針が元に戻ります。
上下の軸に巻かれた針金は針のガイドの役割を果たしている様です。

再度ダイヤフラムを水に沈めて空気漏れ箇所を特定します。
空気はダイヤフラム裏の接続部分から漏れていました。

空気漏れの場所が特定できたので、完全に乾燥させて空気漏れの部分を綺麗にして脱脂します。

今回は強力ボンドで空気漏れを塞ぎます。
コーキングなど弾力がある材質のものは空気圧に影響があるかもしれないので、金属OKで硬化後痩せずに弾力のないボンドにしました。実際、このエアゲージは各所に硬化後硬質になる材質でコーキング代わりにしているので問題ないかなと思います。

一日置いて空気の漏れがしっかり塞げたか確認します。
一旦仮組みで透明のカバー以外を元に戻します。目盛り板の穴に針を通して針を固定する金具を取り付けますが、かなり面倒でした。ダイヤフラムを完全に分解できれば多少簡単だろうと思いますが、金属のケースが外せないので手間取りました。

針を元に戻す際はガイドとなる針金の位置に注意です。
針と連動する針金が軸に巻かれている針金の一番上にないといけません。針と連動する針金が軸に巻かれている針金の二段目にあると針が動かなくなります。
針と連動する針金が軸に巻かれている針金の一番上にある状態を保ちつつ、針を固定する金具を取り付けないといけないので厄介です。

なんとか仮組ができたのでエアゲージに空気を注入して観察します。残念ながら僅かずつ針が落ちてきました。
もう一度水に浸けて空気漏れの場所を確認します。ダイヤフラムの合わせ部分数カ所から僅かに空気が漏れていました。

今度はダイヤフラムの合わせ部分全体をボンドで塞ぎます。ついでに怪しい場所もボンドを塗布しておきました。

ボンドが硬化するまで更に1日置きました。
エアゲージに空気を送って針が落ちてこないか再テストします。空気を注入してしばらく放置しましたが、針が落ちてくる気配はありません。今度は大丈夫そうです。

ジョイント部分を固定するネジ1本とダイヤフラムを固定するネジ2本をネジロック剤を塗布して本締めします。

仮組した針を押さえる金具を固定するネジ2本を1本ずつ外してネジロック剤を塗布し、本締めします。


透明のカバーをはめ込んで、ゴムのカバーに押し込んだら修理完了です。

早速、空気圧が正しく計測できているのか検証します。
一度タイヤの空気を少し抜いてからマキタの電動空気入れで規定の空気圧220kpaに設定して空気を再充填します。

修理したエアゲージで空気圧を測ってみます。
設定通りの220kpaを示しました。

では、また少し空気を抜いて別の電動空気入れで規定の220kpaの空気を再充填します。

もう一度修理したエアゲージで空気圧を測ってみます。
設定した220kpaを示しました。
これでほぼ正しく空気圧を測れていると言って良いんじゃないでしょうか。しばらく使ってみて数値が狂うようであれば買い換えようと思います。
※DIY修理は自己責任なので、厳密な空気圧の測定を必要とするなら買い替えをお勧めします。
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