踵が破れたスニーカーを補修してみた

購入してあまり履いていないadidasのdragonなんですが、既に踵部分の布が破れてしまいました。そこで、破れが酷くなる前に補修をしておこうと思ったわけです。

今回の補修方法はアイロン接着による補修となります。簡単なシールタイプも購入しましたが、補修部分がメッシュ地なので、すぐに剥がれてしまいました。
補修用の布にはメッシュ生地もありましたが、形を整えた際に断裁面が目立つこと、補修部分に厚みができることの2点の理由から購入しませんでした。

色々考えた結果、生地は伸縮性に優れたジャージ生地にしました。ジャージの生地は収縮性があり、凹凸面にも馴染んでくれそうだし、丈夫で薄いので決めました。

実際に触ってみると、スポーツ用ジャージの生地に比べサラサラとした手触りで、かなり薄いですね。

裏面の接着剤は小さなドット状に加工されています。
早速これを使って補修作業を行っていきます。

はじめに厚紙などで型紙を作ります。今回は家にあった発泡ポリエチレンシートを使って型紙を作ります。シートを適当な大きさにカットします。

シューズの踵部分にシートを当ててマジックで形をなぞっていきます。余分な部分をどうカットするか考えながら線を引きます。

線が引けたらカットしていきます。このとき少し大きめにカットします。

シートを当てては調整を繰り返し、形を詰めていきます。

型紙ができたら補修用の生地にのせ、動かないようにしながらチャコールペンシルなどで形を写します。

写した線に沿って補修用生地をカットします。

鋭角な角は剥がれやすいので、丸くしておきます。

カットした生地を補修する部分にあてて位置や形の最終チェック。

アイロンの設定温度は中で使用します。
補修用生地が動かないよう注意しながら、ごまかしが効かない部分からアイロンをあてていきます。今回は破れがあり、補修後も見えてしまう踵上部からアイロンをあてて位置を決めてしまいます。

後は生地を引っ張ったりしながら調整しつつアイロンをあてていきます。凹凸のある部分は浮かないよう、形に沿ってしっかり当てます。踵にスポンジのクッション材が入っている場合、スポンジは約80度で溶けるので、高温・長時間のアイロンは避けます。

作業完了しました。仕上がりを見てみましょう。
どうですか？結構自然な感じに仕上がったと思います。

もう片方のシューズの補修は型紙を裏返して型取りし、後は同じように作業すればOKです。
なかなか良い感じに仕上がって満足です。
破れる前に補修をすれば、キレイな状態で永く履けるかもしれないですね。