
今回はプレハブの屋根の雨漏り対策をしていきます。現時点では雨漏りはしてないんですが、大きく変形して隙間ができている部分を念のため塞いでおきます。
いつ、何故こうなったかは今となっては分からないんですが、複数個所凹んでいます。以前、両親が補修したという所もパテは硬化して剥がれひどい状態になっています。補修も荒い作業で悲壮感が漂っています。
気を取り直して早速、作業を開始します。

まずは劣化したパテを剥がして状態を確認します。大きな劣化したパテは手で剥ぎながらスクレーパーで削り取っていきます。

一旦掃除して大きなごみを取り除きます。

スクレーパーで取れなかったパテは金ブラシを使って取っていきます。埒が明かないので残りはグラインダーにカップブラシを装着して剥がしました。

スポンジで水洗いして変形具合を観察。結果、作業の方向性に迷いが出てきました。
当初、アルミテープを貼るだけのつもりでしたが、思ったより変形が大きくアルミテープだけでは対処できそうにないなと、作業方法を見直すことにしました。
変形の大きなところの作業は一旦後回しにして、比較的変形の小さな所から作業することにしました。

凹みを引っ張り出して修正できないかとスライドハンマーを購入しました。

タブをグルーガンで引っ張り出したい場所に貼り付けます。しばらく放置してしっかり接着出来たらタブにスライドハンマーの先を引っ掛け、ハンマーウエイトを手前に強く引いて引っ張り出します。

結果、ダメでした。何度か試しましたが、全く歯が立ちませんでした。スライドハンマーは諦めて、アルミテープの重ね張りで対応することにしました。

スポンジたわしでチョーキング状態の塗装をきれいに洗い落とします。
乾いたらパーツクリーナーで脱脂して隙間を塞ぐようにアルミテープを貼っていきます。
アルミテープが密着するように布などで擦り付けるように押さえます。小さな皺は爪などで強く押し付けて潰します。

凹んで隙間ができた部分はアルミテープを重ね張りして塞ぎます。この方法で上手くいきそうなので、残りの場所も同じように作業します。

チョーキングを起こした屋根の洗浄は高圧洗浄機を使うと便利で効率的なんですが、ご近所さんが近すぎて使えませんでした。飛散防止のネットなど用意できないので仕方ありません。頑張って手作業できれいにしていきます。

ここは横に重ね張りするだけでは不安が残るので、一度縦にアルミテープを貼って土台を作ってから重ね張りしました。

比較的変形の小さな場所はアルミテープを貼り終えたので、大きく変形している場所の作業に取り掛かります。

とりあえず劣化したパテをきれいに取り除かないと次に進めないので、とにかく古いパテを剥がしていきます。
隙間の奥からスポンジ状の物が出てきました。断熱材か何かかと思っていたんですが、これ両親が突っ込んだ水道管用のパイプカバーでした。取り除いちゃいけないものかと残しておきましたが、遠慮なく取り除きます。

粗方パテを取り除いたらスクレーパーや錆び取りたわし、スポンジたわしなどを使って表面をきれいにしていきます。

乾いたら発泡ウレタンを充填していきます。発泡ウレタンの缶をよく振って、缶を下向きにして発泡ウレタンを噴射、充填していきます。
大きく凹んだ部分の補修方法をいろいろ検討した結果、発泡ウレタンで大きく空いた隙間を埋めてアルミテープの土台にすることにしました。発泡ウレタンは初めて使うので、勝手がわかりませんでしたが、これで経験値も少しは上がるでしょう。
使用する発泡ウレタンは断熱・防水・充填できるタイプで硬化までに約2倍になるようです。

しばらく放置して発泡ウレタンが完全に硬化したらカッターで粗方削っていきます。

サンドペーパーで形を整えたら脱脂してアルミテープを貼っていきます。

残りも同じように貼って完了。
見た目は悪いですが、雨漏りしなければ良しとし、一旦作業完了とします。
実は作業前、新しい屋根材を上から被せようかとも考えましたが、屋根材を運ぶ手段もなく、一人では屋根に乗せる事も出来ない上、古く錆びついたネジ類は外すことも出来ないので素人DIYでは無理と判断しました。
錆止めやペンキ塗りなどどうするのか気になる所は色々残っていますが、続きはゆっくりと考えることにします。