大分県・宮崎県の旅
高千穂峡 眞井の滝

大分県・宮崎県の旅

父のリクエストで霧島神宮に行った帰りに寄る予定だった天岩戸神社ですが、ナビの設定を距離重視にしていたため、濃霧の中とんでもない山道をグルグル走る仕打ちにあって天岩戸神社に到着したときには真っ暗で何も見えず。仕方なくその日は諦めて次のチャンスに改めて来ることにしていました。
今年最後の連休を使って宮崎再訪のリベンジドライブです。早朝から起きだして殆ど寝ない状態で出発、夕飯も朝食も食べずに出たため、目は覚めて眠気なし。宮崎で宮崎地鶏の炭火焼きにチキン南蛮、宮崎牛を堪能すべくお腹のコンディションも万全!

大分自動車道
大分自動車道

一人旅では高速道路は使わないのですが、両親を乗せているので今日は高速道路を使って時間短縮です。まだ暗いうちに高速に乗り道すがら天候のチェック、目的地付近は霧が出ているので注意とのこと。なるほど山間の区間には霧がかかっていて幻想的な風景です。霧の濃さは2~300メーター先くらいはしっかり見えるので車の走行にそれ程支障はありませんでした。もちろん安全運転で行きますよぉ。
日も登ってきて辺りが明るくなってくると霧も消え視界はクリアに。広大な山々と青空、確かに感じる秋の気配は車で走っていてもとても気持ちの良いものです。

大分自動車道別府湾サービスエリア駐車場
大分自動車道別府湾サービスエリア駐車場

途中、トイレとコーヒー購入の為、別府湾サービスエリア玄林館に立ち寄りました。初めて立ち寄りましたが、駐車場も広く建物もオシャレで奇麗です。お土産売り場やフードコート、カフェにレストラン、給油・給電設備、ドッグランや宿泊施設まで整っていて、とっても充実したサービスエリアです。駐車場からの景色も晴れの日は最高です。肌寒い中、ベンチに座って熱いコーヒーを飲みながら景色を楽しむ方も多いです。建物の端にある展望台からの眺めは・・・意外と普通でした(^_^;) 霧がかかっていなければ凄い景観だったのかな。
固まった四肢も十分ほぐれ、コーヒーとミントタブでリフレッシュできました。ついでにお土産も少し買って本来の目的地、天岩戸神社と高千穂峡に向けて出発です。

目的地の天岩戸神社と高千穂峡に行く途中、大分県竹田市を通過中に岡城跡の看板を発見。急遽家族会議で行ってみたいということで岡城跡に寄道することになりました。大分県竹田市と言えば水曜どうでしょうファンなら即座に思い浮かべる、そう!ごとう姫だるま工房がある地域です。ファンとしては聖地巡礼、行ってみたかったのですが今日の目的地、天岩戸神社と高千穂峡への到着時間考えると諦めざるを得ませんでした。とても残念。(それとなく行ってみたいなぁ・・・と探りを入れましたが返答なしでした T_T )
ナビの通りに車を走らせ辿り着いた駐車場は竹田市営ふれあい駐車場でした。受付の方に岡城跡への行き方を尋ねると、岡城跡へはここからだとかなり距離があるとのことでイラストマップをいただき教えていただいた道を進みます。時間があれば城下町を散策したかった。ふれあい駐車場は市営で9時から5時半までが有料100円~と便利。城下町を散策してみたい方はこちらをご利用ください。

しばらく走ると駐車場入り口が見えてきました。駐車場は結構広く、案内所とトイレもあります。案内所で入城料を払ってパンフレットをいただきました。体力に自信のない方は東中仕切跡までの登城バスが運行しています。バスは城跡をぐるっと登っていきます。普段歩いて登らない道なので行きはシャトルバス、帰りはのんびり散策しながら下るのがお勧め。登城バスは時刻と乗車人数に注意してご利用ください。

いよいよ登城バスの終点、東中仕切跡に到着。東中仕切跡の石垣の上に登って眺めると、眼下には深い森と遠くまで連なる山々の壮大な光景が広がります。先ほどまで町中にいて車で数分走ってきたはずなのに思いもよらない景観に「おー!」と驚きの声が自然に漏れます。

岡城跡案内図
岡城跡案内図

東中仕切跡を降り、岡城の城跡解説板で全景を確認。これ見て驚きました。岡城跡ってこんなに広いんですね。山の上のお城なのでこじんまりとしたものだと思っていました。

御金倉跡石垣
御金倉跡石垣

本丸跡の石垣沿いを歩いて本丸を目指します。
頭上には本丸端の石垣がそそり立ち青空を背景にその形をくっきり浮かび上がらせていました。先端は鋭くとがり反り返っています。石垣の石は熊本城よりも小さな石が積まれています。お城によって個性の出るところですね。

本丸の高い石垣を右手に、遠くまで木々が茂る山々を左手に見ながら紅葉が始まった木々をくぐって歩いていきます。

三の丸跡
三の丸跡

しばらく歩くと少し開けた場所に出ました。案内板の西中仕切跡、太鼓櫓跡に当たる場所です。お城があった当時と変わらないであろう石垣の姿や道の様子が侍の時代に思いを馳せさせます。ロマンですねぇ。

二の丸跡 滝廉太郎像
二の丸跡 滝廉太郎像

太鼓櫓跡を抜け二の丸跡へ向かいます。ここに滝廉太郎像があります。二の丸跡からは北西の景色が一望できます。

二の丸石垣
二の丸石垣

ここまで写真を見てこられてお気づきでしょうか?じつは岡城跡、石垣の端にも手すりなどが設置されておらず石垣の際まで行けちゃいます。手すりもないお城の石垣でしょ。安全じゃないの?と思うかもしれませんが、そうじゃないんです。落ちたら死んじゃうレベルでメチャ怖いんです。私はビビりなのでこれくらいしか行けませんでした。覗き込むと股の辺りがフワッとします(^_^;)

そして本丸跡に上っていきます。岡城天満神社が建立されています。比較的新しいのかな。
本丸跡は思った以上に広い場所で、のんびりと出来ます。本丸跡からの眺めは素晴らしく遠くまで見渡すことができます。手すりや余計な物がないのでスケール感というか眺めが一般的な観光地の展望とは全く違います。高所が苦手な方は無理かもしれませんね。

本丸跡からの展望
本丸跡からの展望

写真ではスケール感が伝わらないと思いますが、石垣の端まで行くと石垣は想像以上に高く、眼前には遠くまで見渡せるパノラマが広がり解放感抜群です。

大手門前案内板
大手門前案内板

イラストの鳥観図で昔の様子が描かれています。大阪城などのようなお城がドーンという感じではなく、これはもう町ですね。山の上にこれほどの物があったとは驚きます。城下の武家屋敷から登城していたお侍さんたちはさぞ大変だったことでしょうね。

城内小道
城内小道

岡城跡入口
岡城跡入口

本丸を出て時間も押し迫ってきていたので足早に駐車場まで急ぎます。あちらこちらで鄙びた石垣と色づき始めた紅葉が何とも言えない風景で楽しませてくれます。雰囲気有りますよね。
駐車場から登城するときはこちら側から登ることになります。昔のままの石垣を見ていると今にも侍が歩いてきそうですね。

案内所付近の絶壁
案内所付近の絶壁

こんな断崖絶壁の上にあるんですね。なるほどお城をつくるのも頷けます。正に要塞ですね。
私が随分前に訪れたときには石垣も至る所が壊れ、少し寂しい印象でした。そのときはあまり散策する時間もなく、これほど壮大なものだとは思いもしなかったので今回再訪出来て本当にラッキーでした。石垣も今は修復作業されて整備が進んでいるようです。アップできない写真もたくさんあって岡城跡の魅力を十分にお伝えできていませんが、見ごたえのある史跡でお勧めです。

祓所
祓所

大分県・宮崎県リベンジ再訪の旅の目的地、天野岩戸神社にやって来ました。前回は真っ暗で何も見えませんでしたが、今回は明るいうちに無事到着です。天野岩戸神社専用駐車場は少し狭く、観光客で賑わう季節は近くの小学校が駐車場として開放されています。駐車場に車を停めて砂利道を進んで鳥居をくぐります。

天照皇大神像
天照皇大神像

天照大御神様のお隠れになられた天岩戸と呼ばれる洞窟を御神体として御祀りしている神社とあって天照大御神様の像がお出迎え。

早速お参り前に手水舎で心身を清めて気を引き締めます。 どこかしら荘厳で歴史を感じさせる雰囲気を漂わせています。

神門
神門

大日霎尊(おおひるめのみこと)を祀る西本宮拝殿の入り口と本殿は重厚な作りの建物で比較的新しいもののように見えます。

西本宮拝殿の奥まったところにある神楽殿は木材なども古びた感じで歴史を重ねてきた建物だと思われます。

建物の左奥の神楽殿には鏡のようなものが祀られています。

天安河原案内板
天安河原案内板

西本宮拝殿を一通りお参りして、八百萬神が集まり神集神議りになったとされる天安河原へ向かいます。駐車場とは反対側の鳥居をくぐって一度神社外へ出て道沿いを歩くこと数分、売店横の河原へ続く道を下っていきます。すると天安河原の案内板が見えてきます。

天安河原道程
天安河原道程

天安河原で神集神議りになった仰慕窟(ぎょうぼがいわや)までは清流流れる河原をしばらく歩いて進んでいきます。大井茂木々に色づき始めた紅葉、心地よい川の流れを眺めながらゆっくりと歩を進めます。マイナスイオンがいっぱい降り注ぐパワースポットは人気スポットでたくさんの観光客がすれ違っていきます。

天安河原洞窟
天安河原洞窟

どんどん進んでいくと眼前に大きな洞窟が現れます。間口40メートル、奥行30メートルの大洞窟の中には沢山の積まれた小石と鳥居が。神秘的な空気を全身に感じる空間となっています。
周辺に積まれた小石は、小石を積んで祈れば願いが叶うと信じられていて全国からお参りに来られるようです。私も小石を積もうかと思いましたが、周囲に小石は見つからず河原に入って小石を拾うのも罰当たりのような気がしてお参りだけすることにしました。

注意ですが、現在天野岩戸の洞窟へは直接行くことは出来ません。西本宮拝殿の裏側に天岩戸が見える天岩戸遥拝所があり、神職がご案内というかたちで連れて行ってもらうようです。ご案内ご希望の方は授与所にて受付をしてください。私たちは時間もなく、両親の体力の関係で洞窟へいくのは諦めました。
さて今回の旅行の目的地の一つ天岩戸神社へのお参りは済みました。次の目的地、高千穂峡へ向けて車を走らせます。時間も遅くなってきて今回の旅行もいよいよ大詰めです。

大分県・宮崎県リベンジの旅、最終目的地の高千穂峡です。
見どころは何といっても切り立った崖の間を流れる清流と崖上から流れ落ちる滝です。絵葉書や観光ガイドでお馴染みの人気スポットです。

高千穂峡 眞井の滝
高千穂峡 眞井の滝

水は透明ではなく青く、周囲の景観と相まって神秘的です。少し残念だったのは紅葉のピークには少し早かったのかまだ緑が多かったことです。あと一週間くらい先だったら鮮やかに彩られた高千穂峡が楽しめたかな。橋の上から見下ろすと少し肌寒い中、たくさんの観光客がボートで満喫されていました。川面から見上げる風景も日常では味わえない景観で迫力あるのでしょうね。夏だったらボート乗ってみたかった。

名勝 高千穂峡
名勝 高千穂峡
高千穂町観光協会直営売店・千穂の家 元祖流しそうめん
高千穂町観光協会直営売店・千穂の家 元祖流しそうめん

橋から少し離れたところに大きな岩に高千穂峡と刻まれた目印があり、その奥には売店、喫茶店、お食事処が立ち並んでいます。中央には生簀があり、生きたマスやヤマメなどの川魚が泳いでいます。そしてここに流しそうめん発祥のお店、千穂の家 元祖流しそうめんがあります。二つに割った竹の樋に玉垂れの滝の清水で素麺を流すスタイルで提供されています。これもやっぱり夏だったら迷わず食べていくところですが、肌寒いこの季節には・・・宮崎の郷土料理に冷や汁などもありますが、これまた夏向けの料理で(^_^;)

高千穂町観光協会直営売店横 黄色いポスト
高千穂町観光協会直営売店横 黄色いポスト

施設内に何やら黄色いポストが。縁結びの聖地、高千穂峡ということでミケイリノミコトとウノメヒメの神話にあやかり設置されている幸せの黄色いポスト。このポストから大切な方へ手紙を出してみてはいかがでしょう。ご利益があるかもしれませんね。

おのころ池
おのころ池

施設の向かいには広場があり、みなさんのんびり散歩したり休憩をとったりしています。ここから眺める景色も素晴らしく暫く眺めていられます。あまり記憶がハッキリしませんが、かなり前に来た時にはこんなに整備されていなかったような・・・。橋の上から高千穂峡を眺めた記憶はありますが、周囲にこんなに見どころがあったとは驚きでした。散策コースもバリアフリーになっている場所もあり、誰でも楽しんで周れるようになっているようです。両親の体力の関係で回ることは出来ませんでしたが、マイナスイオンを全身に浴びながら神秘的な景色を楽しめる散策コースは一度体験したいものです。

大橋駐車場
大橋駐車場

高千穂峡の周辺にはとても高い橋が何本か掛かっていて、迫力があります。この橋も見どころの一つになっています。実際に箸を車で渡ってみると、絶景とその高さに驚きます。ただし、よそ見厳禁、運転には十分にご注意ください。

今回、高千穂峡周回シャトルバスが運行していたのでシャトルバスを利用しました。無料の大橋駐車場に車を止めて高千穂回遊バスに乗り高千穂峡へ向かいます。駐車場から見える大橋も通り眺めのいい景色を眺めながら高千穂峡へ向かいます。所要時間は20分程度、100円で利用できます。バスをご利用の際は最終の時刻など確認が必要です。シーズン中は車も人も多いのでバスに乗れるまで時間がかかる場合があります。

道の駅高千穂 外観
道の駅高千穂 外観

帰路の途中、道の駅高千穂の案内板を発見。お土産を購入すべく寄道しました。有名な観光地にしてはこじんまりとした道の駅です。入り口付近には手力雄命と天鈿女命をモチーフにした大きな石像がそびえています。夜にはライトアップされますが、ライトアップされた像は微妙に怖いかも(@_@;)
大分県・宮崎県リベンジの旅その1~4まで見て頂いた方は、あれっ?食事は!?宮崎牛に宮崎地鶏、チキン南蛮はどうしたとお思いでしょう。そう、今回も目的地を回るのに精一杯で食事とる時間ありませんでした(T_T) ここだというお店に入れなかったというのもありますが、毎度のことです。

北熊本サービスエリア(上り線) 熊本高菜ラーメン
北熊本サービスエリア(上り線) 熊本高菜ラーメン

そして毎度おなじみ高速道路のサービスエリアでラーメン食べて旅の締めくくり。次の旅行ではきっと、絶対、おいしい名物食べて帰るぞとラーメンすすりながら家族で反省会。さぁ、我が家まであと少し。家に帰り着くまでが旅行です!安全運転で帰りますよ。お疲れさまでした(`・ω・´)ゞ

大分県・宮崎県の旅

公式ホームページ:別府湾サービスエリア

公式ホームページ:天岩戸神社

公式ホームページ:高千穂峡

公式ホームページ:北熊本サービスエリア(上り線)

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