家の木戸や木塀をDIYでリフォーム
裏口通路の塀|リフォーム後

ずっと気になっていた木戸の傷みや経年によるペンキ剥がれ。元々古い家ですが、愛着もあるので、手入れもしていないボロ屋に見えては可哀想。チョットでも綺麗に化粧直しでもしてやらないとなぁと思っていました。古い家なので、手入れしないとあちこちガタが来てしまって、その内に手が付けられなくなってしまいます。そうなる前に手入れしないとね。

去年、コンクリの苔や汚れを高圧洗浄機で洗い落とした際に、木戸の汚れもついでに落としてみました。すると、苔や汚れと一緒に経年により浮きあがっていた塗装面も落ちました。この機に明らかに浮いたり、苔に浸食された部分を高圧洗浄機で綺麗に剥ぎ取ってしまいました。

勝手口の木戸|リフォーム前
勝手口の木戸|リフォーム前
勝手口の木戸|リフォーム前
勝手口の木戸|リフォーム前

長年、雨風と紫外線に晒されてペンキの剥離、木材の風化と虫や苔による腐食が大分進んでしまっています。猫が屋根に上る際の通り道になっているので、爪を立てた後が沢山ついています。この傷からも雨が侵入し、木材を腐らせる原因になっています。

経年劣化によって木材が反ったり変形して歪みも出てきています。一部木材の腐食が進んでしまったところもありましたが、作り変える程ではないと判断し、今回は補修と調整で済ませることにしました。

ペンキの補修前に雑巾などで浮いている塗装や埃をしっかりとっておきました。今回のペンキ補修ではニッペの水性ペンキ、木部保護ステインのウォルナットを使いました。低臭、防虫、防腐、防カビのある浸透タイプの塗料となります。

勝手口の木戸|リフォーム後
勝手口の木戸|リフォーム後

コンクリートにペンキが落ちても大丈夫なように段ボールを敷き、ペンキを塗りました。本格的な養生はしませんでした。傷や痛んだ部分には刷毛を使ってしっかりとペンキを塗り込んでおきました。

ペンキを塗っただけですが、見栄えも良くなって腐食や傷も補強できました。これで暫くはもってくれるでしょう。

裏口通路の木戸|リフォーム前
裏口通路の木戸|リフォーム前

今回のリフォーム一番の問題はこの裏口通路の木戸。経年劣化による色褪せはもちろんですが、猫が隣の家に行くためにこの戸に爪を立て登っていく時に付く爪痕からの腐食。木枠上部は爪とぎをするのでボロボロになっています。

絶えず3~4匹の猫が徘徊、よく家の屋根や軒下で喧嘩して大騒ぎしています。トタンやガルバリウムの上では朝晩関係なくド~ンと凄い音がしています(ノД`)・゜・。古い家なんで色々と修繕個所を増やすのやめて欲しいなぁ。

作業前は木戸の板の一部張替でいけるかなぁと思っていましたが、改めて確認すると腐食の進み具合が想像以上でした。木枠はボロボロで深い所までスカスカになっています。板は半分以上がダメになっていて、残りもボロボロになるまでそれ程かからないかもしれません。

木戸のフレームを作り直し
木戸のフレームを作り直し

結局、木枠から作り直すことにしました。購入しておいた木材でなんとか作ることが出来ました。一から作るとなると大変ですが、古くなった木枠を見本に作り直せたので意外と簡単に再現できました。

蝶番を取り付ける部分の加工は昔ながらの方法でノミを使って加工してみました。ノミの切れ味が悪く、仕上がりはチョット汚くなってしまいましたが問題ないでしょう。

戸板は今回のリフォームで木材からポリカプラダンに変更することにしました。理由はいくつかあって、一番は取り付けが簡単なこと。あとは戸の向こうがボンヤリ見えて防犯にもなる、戸の開閉が軽い、耐久性がある、そして猫の爪がかからず滑ること。爪がかからないので、この木戸に爪を立てて上り下りできなくなり、木戸も痛まなくなります。

作り直した木枠は防腐、防カビのためにペンキを念入りに塗っておきました。木枠が出来たら木枠にポリカプラダンを乗せ、木枠の型をとっていきます。木枠が透けて見えるので型取りがメチャ簡単。型が取れたらスチール定規をあててカッターで切り出しました。ポリカプラダンは加工も簡単で便利ですね。

木戸のリフォーム完了
木戸のリフォーム完了

木の板からポリカプラダンに変更したことによって印象もかなり変わったと思います。木枠もほぼ新規に作り直したので暫くは大丈夫でしょう。見た目も古臭さが無くなって良い感じです。

裏口通路の木戸|リフォーム後
裏口通路の木戸|リフォーム後

作り直した木戸を設置しました。柱も木枠と同じ色に塗りました。外枠の天板にもポリカプラダンを貼り付けています。天板も猫の爪研ぎでボロボロになっていました。これで猫も爪とぎが出来なくなって外枠を痛めることも無くなったと思います。

木戸をリフォームしたら、今度は木の壁の風化が気になってきました。雨や紫外線などで焼き板の表面がすっかり荒れてしまっています。このままでは木戸の二の舞、傷みが進む前に予防策を講じた方がよさそうです。

木戸のリフォーム用に購入したペンキが残っているので、この機会に一気に気になるところをリフォームすることにします。先延ばしにすると、きっと時間も無くなってそのままになってしまう気がします。

裏口通路の塀|リフォーム後
裏口通路の塀|リフォーム後

ペンキを追加購入し、食事もとらず半日以上かけて一気にペンキ塗りを終わらせました。壁にペンキを塗るだけだからと軽く考えていましたが、意外と時間がかかって疲労困憊。しばらくの間、疲れと筋肉痛が残るだろうなぁ。でも、傷んだ家の修理をしたことで家の傷みの心配も軽減され、古いなりに見栄えも良くなりました。

DIYは下手なりにこの達成感がいいですね。


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